【読書】メアリと魔女の花
メアリと魔女の花(新訳版)読み終わりました。
ちょっと想像していた内容と違いました。
米林監督でアニメ映画化されて、だいぶ宣伝されていましたが、原作は結構内容が違います。
まだアニメ映画版は観たことがありませんが、宣伝の内容を見ると、アニメ映画版の方が内容は面白いかな。
原作は結構突拍子もなく進んでいきます(笑)
てっきりメアリが魔法使いの国に迷い込んでしまって、なんらかの事件に巻き込まれ活躍して、普通の世界に戻っていく…みたいなジブリにありそうな内容かと思っていました。
だけど、違う。
ざっくりした内容は、(ネタバレ注意)
両親が家を留守にする間、親戚の家に預けられたメアリは、退屈な日々を送っていました。
ある日、庭仕事の手伝いをしていたメアリは、夜間飛行の花と小さなホウキを発見。更に、ティブと呼ばれる猫に出会います。
偶然、夜間飛行の花の汁をホウキにつけてしまったメアリは、エンドア大学という魔法使いの大学の方までホウキで飛んでいくことに。
1日、エンドア大学で魔法を体験したメアリは自宅へ帰ります(怖いとこなので、もう二度と来ないと思いながら。)
しかし、帰る際に使い魔として一緒にいたはずのティブをエンドア大学の先生達に寄付という形で連れ去られてしまいます。
なんと、エンドア大学の先生達は動物達の姿を変えてしまう実験をしており、ティブもその実験に利用しようとしていたのです(特に猫は貴重らしい)
そこで、メアリはティブを助けにエンドア大学へ再び戻ります。
メアリは魔法を使い実験動物達&ティブを解放することに成功し、ホウキに乗り逃げますが、違うホウキに乗ってしまった為にエンドア大学の先生の家に間違えて行ってしまい大ピンチ!
その際に、ピーターという近所に住んでいる少年に出会います(ピーターも自分の猫を探しに自転車と歩きで来た。)
そして、ピーターと共に脱出に成功し、めでたしめでたし。という話です。
色々突っ込みどころがあります(笑)
1日魔法を体験的に習っただけなのに、メアリ強すぎ(笑)
本物のメアリ•スミスだったのね…というセリフがありましたがら本物のメアリ•スミスだからどうした?というか…その辺の説明とか、魔法の使い方とかは省略されてて、なんかふんわりしすぎてる(笑)
これを読むとハリーポッターが何故あんなに大ヒットしたかがわかります。
作り込み方が全然違う…。
ハリーポッターを読んでから、こっちを読んでしまうとどうしても物足りなく感じる。
だけど、この作品は1971年に発表されたもの。
もしかしたら後々に登場するハリーポッターを始めとする魔法使いモノの作品に影響を与えていたのかもしれませんね(知らんけど。)
メアリのようにざっくりと、何とかなる!と思いながら楽天的に生きたいものです。